イスタンブルはボスポラス海峡を挟んで、アジア大陸とヨーロッパ大陸にまたがっています。そのため、「明日はアジア側でお茶しよう」とか「友達の会社はヨーロッパ側にある」なんて会話は日常的でした。
イスタンブルを二分するのは、黒海からマルマラ海へと続くボスポラス海峡です。長さは南北約30キロメートルで水深は36メートルから124メートル。幅は最長で3700メートル、そして最短が698メートル。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%82%B9%E6%B5%B7%E5%B3%A1 |
ヨーロッパ側にあるルメリ・ヒサルは、オスマン帝国スルタンのメフメット2世が、東ローマの都コンスタンティノープルを攻略するため、1452年にわずか4か月で造らせた重要な要塞です。
ヨーロッパサイドにあるルメリ・ヒサルそして、その対岸のアジア側に、ルメリヒサルを造らせたスルタン・メフメット2世の曽祖父ベヤズィッド1世が1395年に建造したアナドル・ヒサルがあります。アナドル・ヒサルは長い間改修されていませんでしたが、現在は博物館になっていたので行ってきました。
アナドル・ヒサルは、黒海から東ローマへ向かう援助を阻止し、コンスタンティノープルを攻略しボスポラス海峡の支配を確立するための準備の一つとして建設されました。
すぐ向こうが海で、ここから砲撃しました |
また、アナドル・ヒサルは16世紀から17世紀にかけてボスポラス海峡の安全を確保するために使用され、コサック攻撃への最後の防戦後には、刑務所としても使われていた時期もありました。
オープンエアーのモスク |
アナドル・ヒサルの中にはトルコ人居住区もできていたため、モスクまでありました。オープンエアーのモスクは初めてです。