お米の種類は、粒の大きさがポイントです。ピラフにするのには、一番大きな粒のものがいいそうです。日本のお米の形に似ていますが、もっちり感はあ りません。パラパラになり、その方がピラフには向いています。日本の白米として炊飯器で炊く時には、一番粒の小さい、カルロースかオスマンジュックという 種類の物を買っていました。炊きたては美味しいですが、冷めるとぱさついていました。
スーパーの話ではありませんが、バザールで粘り気が少しはある新米が売られ始めると、 トルコの人は敬遠するのですが我々は喜んで買いに行っていました。
小麦を使った料理も多いので、売られている重さもすごいです。10キロの小麦粉が並んでいます。10キロの小麦粉をどれだけの期間で使い終わるのでしょうか…
トルコの小麦には、薄力粉・中力粉・強力粉の種類がありません。
私たちは、薄力粉か強力粉を選ぶために、袋に書いてあるプロテインのパーセントをみて判断していました。低いのは薄力粉として、高いものは強力粉として使っていました。
料理のレシピには、小麦粉の量が書かれていないものが多いのです。「必要なだけの小麦粉」というように書かれています。きっと買った小麦粉のプロテインのパーセントによって、入れる量が違ってくるからだと思います。
殆どが乳製品 |
ペクメズとタヒン |
雪が降ったときには、お皿に雪を盛り、その上からこのペクメズをかけて寒い中、かき氷のようにして食べたら美味しいと教えてもらい、試したこともありましたが、かき氷には、あまり合わないような気がしました。
こ のペクメズはタヒン(tahin)という胡麻ペーストと混ぜて、パンにつけて食べることが多いです。私が最初にトルコで住んだ部屋は、キッチン付きだったのですが、 調理道具が殆ど設備されていないゲストハウスでした。周りに外食できる場所も全くなかったので、殆ど毎日このタヒンとペクメズを混ぜたものをパンにつけて 食べていました。トルコの友人が、部屋にやってきて積まれている4,5缶のタヒンの缶を見て「この1缶は、4人家族が1年で食べる量です!」と驚いていました。タヒンとペクメズに支えられて1年間生きながらえたようなものです。
たくさんの種類のジャム |
イスタンブルで私が住んでいたアパートの向かいの部屋のおばあさんが手作りのバラジャムを、春になると作ってお裾分けしてくれていました。とてもいい香りで優雅な気分になっていました。
トルコには小麦のスターチも売られています。Buğday(ブーダイ)と書かれているのがそうです。
プディング(puding)は、日本のプリン(トルコではクレームカラメルといいます)ではなくとろりとしたクリームのようなものです。チョコレートやピスタチオ味などもあります。でも、日本のカスタードクリーム味はありません。
私はよくこのチョコレート味のプディングを中にいれてシュークリームを作っていました。シュークリームはトルコでは売られていないので、トルコの友人たちは大人気でした。
エクレアは売られていますが、中のクリームが何故かカスタードではなく、牛乳と小麦粉で作られたフノリのようなものです。トルコ料理が大好きな夫ですが、このエクレアを食べた時には「トルコで初めて美味しくないものを食べた」と 言っていました。
日本では珍しいドライ桑の実です。
これがヒマワリの種です。塩味強めや普通、塩なしなどの種類があります。
小麦粉もすごい量で売られていましたが、この液体ソープも下のものは4リットルです。業務用スーパーではなく、普通のスーパーです。
昔はなかったネスカフェの缶コーヒーもあります。 |
トルコのコーラ、コーラトゥルカ!
1,5リットルの飲み物。 |
トルコに住み始めた頃、お呼ばれした先にこの 1.5リットルや2リットルのジュースやコーラを手土産として持って行くことをよく見かけました。そして、家庭では、おじいさんやおばあさんも、コーラや ジュースを飲んでいました。私は、祖父母がコーラを飲んでいる姿を見たことはありませんでしたが…
しつこいようですが、あと1度スーパーの話が続きます。