2023年10月12日木曜日

「トルコ風炊き出し体験」を通してトルコ・シリア地震支援イベントをしました。(2023/9/29)


今年の2月にトルコとシリアで起こった地震は、その後、次々に起こる災害や争いのため、数ヶ月でもう彼方に忘れ去られています。被災地では、次にやってくる冬に向けての準備も整っていなく不安の中、支援を待つ多くの被災者たちが残っています。

トルコの地震を思い出してもらうため、一体私に何ができるのか・・・と、ずっと考えていました。そこで、1999年11月のトルコで起きた地震の震源地で被災した時に、地震の数時間後にパンの山を見たことを思い出しました。何台ものトラックの荷台に、山積みにされて運ばれて行ったパンの山。「トルコの人にとって、なくてはならないのはパンなんだ」「パンがあれば安心できるんだ」と、その時思いました。そして、非常時の炊き出しが、頭に浮かびました。

日本での炊き出しの定番は「おにぎりと豚汁」ですが、それがトルコでは「パンとスープ」に当たります。そこで、トルコ風の炊き出しを体験することで、日本の人にトルコの被災者のことを思い出してもらいたくて、この企画を考えました。

そのことを以前から関わっていた、神戸市長田区にあるFMわぃわぃの金さんに相談したところ、二つ返事で「やろう」と、声をあげてくれました。そして、1995年の阪神淡路大震災で被災したパン屋さんの、くららべーかりーさんを紹介してくださり、トルコのパン、エクメックを焼いてもらうことができました。このように、この企画は、多くの人の協力があったからこそ、実現できたことでした。みなさんの、心がトルコ地震支援に向けて、ひとつになった結果だと思っています。

ご協力くださった皆様、ご参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!

今回のイベントに引き続き、トルコの「食」を通して、私にできる形で支援をし続けます!これからも、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年9月11日月曜日

トルコ・シリア地震支援プロジェクト〜トルコの炊き出しを食べる〜

まず最初に、モロッコで大きな地震が起こり、リビアでも大洪水が起こりました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

世界の各地で災害が続いています。

トルコでは、今年の2月6日にシリア国境付近のトルコ南東部でマグニチュード7.7の大きな地震が起きました。被害は10もの県に及びました。支援や復旧作業には、当初から大きな差が出ています。そして、地震の数ヶ月後には、トルコでも被災地以外では、もう他人事のように思っていると被災者たちは嘆いています。

  阪神淡路大震災を経験している私たちは、復興にどれだけの時間がかかるのかを経験しました。そして、起こった災害について「忘れてはいけない」ことも知っています。だから、私たちは、このトルコ・シリア地震を忘れずに、支援し続けたいと思っています。皆様、どうぞご協力のほど、よろしくお願いいたします。

お誘い合わせの上、皆様のご参加をお待ちしております!






2023年8月19日土曜日

野菜が美味しいと作りたくなるトルコ料理〜久しぶりのトルコ料理パーティー〜

 

北信の山小屋に来ています。夜になると大群の羽アリが出たり、お風呂に変な虫が入っていたりして大騒ぎしますが、それでも野菜がとても新鮮で美味しいので「やっぱり来てよかった」と思います。

去年偶然に、野菜作りを専門にしている方と知り合いになり、今年も、畑まで野菜を買いに行きました。畑で直接見て、好きな野菜を選び買える贅沢なこと!ツヤツヤな白茄子、水茄子、丸茄子を見ると、あれもこれもと欲しくなり、頭の中では「どんな料理にしようかな・・・」と、考え始めます。そして、気がつけばカゴの中はいっぱいに・・・

コロナ禍も落ち着き、やっとみんなで集まることができるようになったので、久しぶりにトルコ料理パーティをしました。


 メニューは野菜のオンパレード!

Gavurdağı Salatası(ギャヴルダーサラダ),  Patılcan Salatası(茄子のサラダ), Semizotu Salatası(スベリヒユのサラダ), Kabak Tarator(ズッキーニの水切りヨーグルト合え) Lor Peynir Kavurması(カッテージチーズソテー), İmam Bayırdığı(お坊さんの気絶), Helim Peynir(へリムチーズ) ve Yeşil Zeytin(グリーンオリーブ), Tavuk Şiş(チキンケバブ), Yalancı Ekmek Kadayıfı(エクメックカダイフもどき)

上の左から、茄子のサラダ、ズッキーニの水切りヨーグルト合え、スベリヒユのサラダ、下の左から、カッテージチーズソテー、お坊さんの気絶、ギャヴルダーサラダ

前日から漬け込んでおくだけで簡単にできるチキンケバブ

キャラメル好きにはたまらないエクメックカダイフもどき

たくさんあるように見えますが、野菜中心なのでお腹にやさしい料理ばかりです。「どれも美味しい!」と、みなさんとても喜んでくれました。いつも作りすぎてしまい、今回も残るかもしれないと思っていましたが、きれいになくなりました。「美味しい」という言葉を聞くと、嬉しくて疲れなんて吹き飛びますね。

今回の料理のいくつかは、動画でレシピをアップしていますので、是非作ってみてください。

Patılcan Salatası(茄子のサラダ)とTavuk Şiş(チキンケバブ)の作り方はこちら

2023年6月10日土曜日

トルコ地震の支援活動がトルコの新聞に掲載〜阪神・淡路大震災を経験した私たちにできること〜


2023年5月20日のAkşam新聞に掲載

以前、インタビューされていたトルコ地震への支援活動がトルコの新聞に掲載されました。

https://m.aksam.com.tr/cumartesi/japonya-depremzedelerin-kader-ortagi/haber-1368192(←こちらからもご覧いだだけます)

私が伝えたこととは違っている箇所もありますが、以下は、その日本語訳です。

運命がむすぶトルコと日本の被災者の友情
 
1995年に神戸を震撼させた震度6.9の地震を経験した日本には、トルコと友情で結ばれた人たちがいる。彼らは、カフラマンマラシュの地震後、トルコでの被災者のために、多くの被支援活動を行った。この支援活動のいくつかに関わった研究者の井藤聖子は、Akşam Cumartesiに、それらの活動について語った。
 
大統領選のため、被災者たちの多くが、自分たちのことは忘れられてしまったと考えた。しかし、政府による仮設住宅の建設計画が進められる一方、非政府組織やボランティア団体は、震災直後と同じ頻度とはいかないまでも、支援活動を続けている。世界各国でも、支援のキャンペーン活動は続けられている。イスタンブル大学でトルコ口頭伝承文芸を専攻し、シェイマ・ギュンギョル教授の指導のもとで博士号を取得し、日本に帰国した研究者である井藤聖子も、トルコに心を寄せるその一人だ。

井藤は、トルコでの地震を知るとすぐにトルコの友人に連絡を取り、被災者のために何かできることはないかと思い、行動を起こした。井藤は、日本で行ったボランティア活動について、Akşam Cumartesiに語った。

トルコと強い絆をもつ井藤は、地震発生を知るとすぐ、現地での救援活動の状況をフォローし、地震の規模や被災状況をテレビやラジオなど日本のメディアで伝えた。
「阪神・淡路大震災の被災者だった私は、今でもトラウマを抱えています。そのため、地震の被害を聞いたり、見たりするのはとても辛いことです。でも、トルコ地震のことを正しく伝えなければいけないと思います」と語る井藤は、友人のミュージシャン、菊池慶がトルコの地震被害者のためのチャリティーコンサートを開催するなど、さまざまな支援活動について紹介した。菊池も井藤と同様に、日本を震撼させた阪神・淡路大震災を経験した一人。菊池は地震や災害などの被災者支援のために、多くのチャリティーコンサートを開催している。そのため、トルコの地震を知ったとき、すぐに行動を開始した。東京でもチャリティーコンサートを開催し、その収益金を京都の日土協会に届けたと、井藤は話した。

また、井藤は、日本の小さな町の学校に学ぶ子どもたちがトルコの被災者に向けて書いた、たくさんのお見舞いのメッセージをトルコ語に翻訳した。
 
日本人に深い爪痕を残した阪神・淡路大震災の後、被災地の神戸で作られた鎮魂歌が、毎年1月17日の追悼式で歌われていると井藤は話す。その歌詞を井藤はトルコ語に訳し、同じ痛みを抱くトルコの被災地の友人たちに歌い、その思いは伝えられたと語る。

井藤聖子は、日本全国でトルコへの支援活動が行われていることを紹介し、1995年の大震災の後に、神戸で設立された地震調査・救援団体CODEの吉椿雅道事務局長と学生インターンが地震後にトルコに入り、2月11日から17日まで地震被災地に滞在していたことも伝えた。吉椿は、ガジアンテプ、ヌルダ、カフラマンマラシュ、アドゥヤマンで地震被災者を支援し、地震で建物がどのように損傷したかの調査も行った。また、彼には、ネヴシェヒル大学の日本語教師とその生徒2名が同行した。吉椿は帰国後、トルコで見たことを日本のラジオ番組で報告している。

2023年6月6日火曜日

2023年2月6日におきたトルコ地震支援のお願い〜復旧への道は遠く険しい〜

 

甥の作ったトルコ支援のためのオリジナルステッカー 
今年の2月にトルコ南東部で巨大地震が発生してから、4ヶ月が経ちました。 

もう、4ヶ月?まだ4ヶ月?

トルコの友人たちから、先月の大統領選挙のため、4ヶ月前に起こったあの類のない巨大地震のことはもう彼方の出来事として人々の話題から消えてしまったようだと聞きました。

でも、3週間前にyoutubeで配信された(https://www.youtube.com/watch?v=UGI0Jf51fk4&t=13976s)被災者たちの怒りと悲しみの声を聞いて、1995年に阪神淡路大震災を経験した私は、そのあまりのひどさと、まだこんな状況なのかという思いで、心が痛み涙が出ました。

復旧には、後どれぐらいの時間がかかるでしょうか。本当に復旧するのでしょうか・・・

ただ、今言えることは、一つ。これからも引き続き、被災者たちへの支援が必要だということです。

このようなトルコ地震の状況について、大学生の甥と話していたところ、彼が自分もトルコを応援したいと言い出しました。私の影響で、小さい頃からトルコやトルコの人を身近に感じていたので「人ごとだとは思えない」と言います。

そこで、彼が以前から思い描いていた自分のキャラクターをグッズ化し、オンライン販売して、7月末までの収益の一部を神戸のCODE海外災害援助市民センターに寄付することに決めました。

また、まずは、今月3回目にトルコへ支援に行くCODEに、12500円分のステッカー50枚を寄付します。本人は「心ばかりのものだけれど、少しでも被災者の人たちを元気付けることができたら嬉しい」と言っています。

みなさん、どうかまだまだ時間のかかるトルコ地震復旧への支援をお願いします!

甥のサイトで購入できるステッカーやバッジです
 https://nppakira.stores.jp/?all_items=true ←このサイトから購入していただけます。どうか一枚でもかまいません、ご購入していただき、トルコ支援へのご協力をお願いいたします。

2023年6月4日日曜日

トルコの鶏胸肉入りミルクのお菓子「Tavuk Göğsuもどき」を作ってみた

 

出来上がりにシナモンをかけたTavuk Göğsuもどき(Yalancı Tavuk Göğsu)
              









去年から、トルコ料理を身近に感じてもらいたいという思いで、日本で材料が手に入り、簡単にできるレシピをYouTubeで公開しています。でも、なかなか思うように次々と気に入るレシピができず、試行錯誤しています。

そんな中、デザートを作ってみようと思いました。そこで、頭に浮かんだのは、牛乳で作るTavuk GöğsuとKazandibiという私の好きなデザートでした。

Tavuk Göğsuは「鶏胸肉」のことですが、デザートの名前にもなっています。Kazandibiは「鍋底」という意味で、出来上がったTavuk Göğsuを入れた鉄板の底を焦がし焼きにしたものです。

甘いデザートの名前になぜ「Tavuk Göğsu鶏胸肉」がついたのかというと、本当に鳥の胸肉が入っているからです。ミルク味のモチっとしたこのお菓子を口に入れ、クリームが溶けると口の中に繊維質が残ります。それが鶏の胸肉を割いたものです。ミルク味のデザートに、鶏肉?!と思われるでしょう。 でも、トルコの人の中でも「この中に、鶏肉が入っているよ」と私が言っても信じない人もいたくらい、鶏肉の味は全くしません。

この「Tavuk Göğsu」を一度作ってみたくなり、以前、教えてもらったレシピの中を探しました。そして「Yalancı Tavuk Göğsu」というレシピを見つけました。このYalancıは「嘘つき」という意味で、相手にむかい「嘘つき!」と使いますが、不思議とトルコ料理の名前でもよく見かけます。料理の名前に「Yalancı〜〜」とは、面白いですね。日本語に訳すと「もどき」が適当だと思います。

今回、YouTubeに公開するために、その「Yalancı Tavuk Göğsu」つまり「Tavuk Göğsuもどき」を作ってみました。「もどき」なので、鶏胸肉は入っていません。濃いベシャメルソースの甘いバージョンのような作り方です。

できたものを食べてみたところ、う〜ん・・・テクスチャーも違う・・・たくさん食べられない・・・

美味しいのですが、なんだか思った味じゃないような気がします。糊のような感じと言えば、分かっていたでけるでしょうか? 粉類が多すぎたのかもしれません。


 

そこで、果物を加えてアレンジしてみました。そうすると、甘酸っぱいフルーツと、濃いミルク味がマッチして、違うデザートになりましたが、こちらの方が合い、知り合いに出しても「美味しい!」と喜ばれました。

さて、フルーツとアレンジした「Tavuk Göğsuもどき」を公開するか、もう少し改良を重ねた「Tavuk Göğsuもどき」を公開するか、悩むところです。


2023年4月15日土曜日

神戸モスクの横に設置されたラマザン中のイフタールテント〜共に食事をする大切さ〜

神戸モスクに作られたイフタールのテント

 2023年のラマザン(ラマダン)も、残り数日になってきました。

先日、知り合いに誘われ、神戸の北にあるカフェに行った帰りに、神戸モスク横のパーキング全体にイフタール(ラマザン月の毎日、日没後にとる食事)のテントが設置されていました。

(ラマザンについて以前のブログや、拙著にも書きましたので、よろしければご一読ください。↓)

https://torukomeshi.blogspot.com/2017/06/blog-post_13.html  https://torukomeshi.blogspot.com/2017/06/blog-post_11.html

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E6%96%99%E7%90%86%E3%81%AE%E8%AA%98%E6%83%91-%E4%BA%95%E8%97%A4-%E8%81%96%E5%AD%90/dp/4773819030/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E6%96%99

ラマザンは、トルコ語ですが日本では一般的に断食月という呼び名で知られています。この断食は、イスラム教徒だけがするものではなく、実践においての違いはありますが、食に規制をつけるという意味では、東洋文化にも西洋文化にもあります。

日本でも願掛けをするために、好きなものを断つ「〇〇断ち」と言われている事があります。それも断食の一つの形だと思います。

「断食」というと、単に飲食だけを断つイメージに繋がりますが、コーランの日本語訳では「斎戒」と記されています。(2:183-185)

「斎戒」とは『クルアーン やさしい和訳』には「斎戒は飲食、喫煙、性交を控え、言動も慎むなど、断食よりは広く、また精神的なないようを含むものが本来である」と説明されています。

 嘘をついたり、人の悪口をいうことなどは、ラマザン中でなくても慎むべきことですが、この月には、いつも以上にイスラム教徒として、コーランに書かれている正しい振る舞いが求められます。 つまり、ラマザンは、神と向き合うための実践の月だとも言えます。

また、ラマザンは毎日、日没後にイフタールと呼ばれている断食明けの食事を取らなければいけません。そして、このイフタールでは、家族や友人知人が揃い、食を分かち合う幸せを実感します。

現在「個食」や「孤食」という言葉があるように、家族揃って食事を取ることが、なかなか難しくなっている私たちの生活の中で、このイフタールは「共食」、言い換えれば人をつなぐ役割を果たしています。

このように、ラマザンはイスラム教徒として生活している人たちにとって、自分たちはイスラム教徒であるという自覚がいつも以上に高まり、また、私たちが「断食」から想像する辛いこととは違ったものとして映っていて、人と人との繋がりが確認でき喜びを持って迎える月ではないでしょうか。



2023年4月2日日曜日

日本のコンビニで「バクラバ風くるみパイ」を買ってみた


 先週、コンビニでトルコのバクラヴァが「バクラバ風くるみパイ」という名前で、売られ始めたのを知り、すごく楽しみにして、早速買いに行ってみた。


 
袋には、バクラヴァの説明として「刻んだくるみ等を入れた薄いパイ生地を重ね、シロップを染み込ませたトルコの伝統スイーツ」と書かれている。

でも、パイ生地というのは、バターを練り込んだ生地が焼くと層になるけれど、バクラヴァは一枚一枚向こうが透けて見えるほど、薄く伸ばした生地を何枚も重ねて焼く。(詳しくはhttps://torukomeshi.blogspot.com/2017/06/blog-post_27.html

 まあ、それはさておいて、

「見た目がちょっと違うかも・・・」と思いながら、それでも期待して食べてみた・・・

 シロップがジュワ〜っとも、生地の上の方がサクっともしない。中に、なぜだかペーストのようなものが入っている。

味自体は悪くないけれど、バクラヴァやくるみパイを期待している人には、違うものだということを念頭に置いてから、召し上がっていただきたい。

原材料が、こんなにたくさん!                            「くるみパイ」と書いてあるのに、ひよこ豆粉や、アーモンド、ココナッツも入っている。

いや、それより、名称に「菓子パン」という文字。これ「菓子パン」なの?

この「バクラバ風くるみパイ」を食べて、トルコのバクラヴァが一層恋しくなってしまった。 飛んでイスタンブルに行きたい・・・


 


2023年2月20日月曜日

トルコ・シリア大地震の支援活動〜募金の呼びかけ映像〜

 


 2月6日に、トルコ南部シリア国境付近で起きた大地震から2週間が経った。トルコでは、10県が被害にあったが、そのうち2県を残し捜索活動が終了した。トルコとシリアでの死者数は、4万6000人を超えるという。

 家が全壊になった友人たち、親戚40人を亡くした友人、義兄弟一家全員が亡くなった友人、避難所で具合が悪くなり病院に運ばれた友人たち、一部屋に15人5家族で避難している友人たち・・・かけてあげる言葉が見つからないく、胸が痛い。1995年に起きた阪神淡路大震災を経験した私は、人ごとだとは思えない。

 思い起こせば、2011年の東北地方太平洋沖地震が起こった時は、イスタンブルにいた。TVを見ながら、なす術もなくただ毎日のように、泣いていたことを思い出した。その時、いったい何人のトルコ人の友人知人、先生たちからお見舞いの電話をもらっただろう・・・私の電話番号をわざわざ聞いて、かけてきてくれた人たち。いつも寄るバッカル(個人商店)のおじさんや、スーパーのレジで「家族や友達は、大丈夫ですか?お見舞い申し上げます」と、声をかけてくれた。ありがたかった。嬉しかった。

 今、このトルコとシリアの地震で私は、何ができるだろう?いくつかに募金は、したけれど、他に何ができる・・・?と、ずっと思っていたところ、昨日FBで友人が、地震後にすぐ現地に駆けつけたCODE海外災害救助市民センター事務局長、吉椿氏の「CODEが神戸で募金活動をする」という記事をシェアしていた。吉椿氏とは、全く面識がなかったけれど、メッセージを送ったら、すぐに返信してくださり、場所がわかった。

 被災地支援を行う「全国災害ボランティア支援機構」が県立舞子高校らの生徒たちとともに募金への協力を呼び掛けていた活動の最後少しに、やっと間に合った。

https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2023/02/19/64322/

           みんなのこの思いよ、トルコに届け〜!!


 

2023年1月8日日曜日

もも肉で作るチキンケバブ(Tavuk Şiş)のレシピを公開しました。

 明けましておめでとうございます。2023年が、皆様にとって心穏やかで、笑顔溢れる一年になりますように。

 一つ前のブログに、クリスマスにチキンケバブを作ったことを書いたところhttp://torukomeshi.blogspot.com/2022/12/blog-post.html 友人たちから、レシピを教えて欲しいとリクエストがありました。クリスマスには間に合いませんでしたが、ケバブはゴージャスに見え新年パーティでも喜ばれると思いますので、ぜひお試しください。準備も、揉み込み漬けておくだけで簡単にできるため、お勧めです。

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