2022年12月26日月曜日

クリスマスにはチキンケバブとトルコのお菓子

 今年のクリスマスは、例年になく寒かったですが、どうお過ごしでしたでしょうか?

チキンケバブとピラフ
 
トルコのburma(ブルマ)というお菓子もどきとチャイ

12月24日、デパートのいろんなスイーツコーナーに長蛇の列ができていました。「みんなケーキを買うんだ!そして、きっと今日のクリスマスイブの夕食はローストチキンに違いない」と心の声が呟やきました。

そういう私も、初めてトルコに赴任した1996年の12月には、同じようなことを考えていました。でも、トルコでは、12月24日はクリスマスイブでも、25日はクリスマスでもないので(12月31日をクリスマスイブと呼び、ノエルババ(サンタクロース)は、この日にやってきます)寂しいなぁ・・・チキンが食べたいなぁ・・・などと思いました。

ところが、16年以上トルコに滞在していると、私の中からすっかり日本のクリスマスが抜け落ちてしまい、帰国してからもクリスマスイブやクリスマスに想いがなくなってしまいました。

そういうことなので、今年のクリスマスイブの夕食は、トルコ料理にしました。夫のために一応、チキン料理をしようと思い、チキンケバブと、それに合わせてピラフを作りました。そして、デザートには、ケーキの代わりに、日本の食材を使ったブルマというトルコのお菓子もどきも作ってみました。クリスマスイブに、イスラムの国であるトルコ料理を食べるのも、なかなかオツなものでした。

チキンケバブのレシピは、またyoutubeで配信しますので、皆さんも来年のクリスマスには、是非チキンケバブを作ってみてください。


2022年12月14日水曜日

トルコ風ポテトサラダのレシピをyoutubeで公開しました。

  皆さんの作るポテトサラダは、どんなサラダですか? マッシュするか、荒く潰したじゃがいもに、にんじん、きゅうり、ハムを入れ、そして、マヨネーズで和える。入れる具材は、他にもいろいろあると思いますが、マヨネーズは必須ですよね。

  ところが、トルコの家庭でのポテトサラダは、マヨネーズではなく、オリーブオイルで合えます。マヨネーズで和えたポテトサラダのことは、ロシアのサラダやアメリカのサラダと呼ばれています。

  19世紀にトルコに入ってきた、このマヨネーズで和えるポテトサラダは、最初ロシアのサラダと呼ばれていましたが、冷戦時代にイデオロギー的な理由から、アメリカのサラダと名前が変わりました。「ロシア」という名前をつけると「コミュニスト」だとみなされたからです。政治的な意図で料理名さえも変えなければならない時代でした。

  しかし、反米の煽りからか、現在はどちらの名前でも呼ばれています。両国も、サラダの名前のように、仲良く共有し合える日が来るよう願うばかりです。

  前置きが長くなりましたが、今回は日本では、あまり味に馴染みがない、一風変わったこのトルコのポテトサラダをご紹介したいと思います。とても簡単にでき、じゃがいもの美味しさが引き立つサラダです。ちょっとしたポイントも入れていますので、ご覧いただき、是非作ってみてください。    

    チャンネル登録していただければ、嬉しいです!よろしくお願いいたします。



  

2022年12月4日日曜日

たくさんの友人がYouTube動画レシピを見て作ってくれました!〜モロッコいんげんのトマト煮込みとトルコ風ポテトのオムレツ〜

 




2022年も後わずかになってきましたが、まだ以前のようにトルコに行くこともできないので、トルコ料理のレシピを考えることで、気分をごまかしている毎日です。

そんな中、2019年に出版した『トルコ料理の誘惑』を読んでくれた知人が、レシピとして載せたモロッコいんげんのトマト煮込みが好みに合ったようで、毎年夏になると何回も作っていると教えてくれました。

そして今回は、YouTubeに公開したレシピを観て、友人たちがモロッコいんげんのトマト煮込みと、トルコ風ポテトのオムレツを作った写真やコメントを送ってくれました。

モロッコインんげんのトマト煮込み https://torukomeshi.blogspot.com/2022/10/youtube.html

トルコ語を勉強していた友人は、この料理をとても気に入ってくれたようで、しばらくは毎週作って食べたとの嬉しいメッセージも添えられていました。

これは、同じ友人が生のトマトの代わりに、トマトペーストを使い作ってくれたものです。

トマト味が濃い料理は、水切りヨーグルトがよく合うので勧めたところ、ヨーグルトと一緒に食べると、より美味しくなったと喜ばれました。皆さんも是非、試してみてください。

水切りヨーグルトは、ザルにキッチンペーパーを敷き、その上にヨーグルトを入れて冷蔵庫の中でお好みの固さになるまで置いておくだけです。ポイントは、ザルより少し小さめのボールに入れることです。そうすると水切りしたヨーグルトが、ホエイに浸かりません。

 トルコ風ポテトのオムレツhttps://torukomeshi.blogspot.com/2022/11/youtube.html

大学時代の友人が、トルコ風ポテトのオムレツのレシピ動画を公開すると、すぐにパプリカ・パウダー とイタリアンパセリを買いに行き、作ってくれた写真です。

多くのコメントももらいました。ご紹介したいと思います。

・簡単でじゃがいもがホクホクして美味しかったよ

・このオムレツは、ほんわかして美味しいです

・2倍で作ったら大きなオムレツができました。美味しかったわ

・ウインナーとかトマト入れて作ったけど、じゃがいもだけが一番美味しい

・あと一品欲しい時に、じゃがいもと卵さえあれば作れるね

・卵入れる前にポテトをたくさんつまみ食いしてしまった。作ったオムレツは一人で全部食べちゃった

・トルコ料理って難しそうだけど、手軽に作れるレシピ教えてもらって感謝やわ

とても嬉しくて、これからの励みになりました。

そして、『ゆかのグローバルクッキングー世界の料理はこんなに美味しい』の著者で、世界中の料理を教えている友人も作ってくれ「本当に美味しくて、何も足さない何にも引かない感じが素敵です」とのメッセージが届きました。料理の先生からの素敵な言葉がとても嬉しかったです。

作ってくれた皆さん、ありがとうございました。

補足ですが、じゃがいもは小さく切るほど、カリカリします。切り方を工夫すれば、ホクホクとカリカリのどちらも味わうことが出来ますので、皆さんもアレンジしてみてください。そして、イタリアンパセリは、普通のパセリでもかまいません。気にせず作ってください。

日本にいると、なかなかトルコ料理、それも特に家庭料理に触れる機会はありませんが、こうして公開したレシピ動画を通して、皆さんに少しでもトルコを身近に感じてもらえれば、この上なく幸せに感じます。

これからも簡単にできるレシピ動画を公開していきますので、是非作ってみてください。