北信は、紅葉も終わりに近づき、寒い日々が始まりました。
しんしんと冷える日には、トルコのスパイス茶Kaynar(カイナル)を飲み、暖まりたくなります。トルコに住んでいる時には、メルシン出身の友人宅で、冬によく飲んだものです。
以前、カイナルの話が出た時に、トルコ人の別の友人に作り方を聞かれたことがあります。このお茶は、トルコ全土ではなく地中海地方にあるメルシンやアダナで飲まれているようです。
カイナルはスパイス茶ですので、下の写真にあるような、いくつかのスパイスを煎じます。
一番上の丸いものから右回りに、ナツメグ、ウコン、ドライの生姜、リョウキョウ、クローブ、シナモンスティック、そして真ん中はオールスパイス。これらを好きな濃さに、煮出して飲みます。トルコでは、30分から1時間ぐらい煮出していました。
そして、飲む時には砕いたクルミを入れます。
煎じる際、薬缶に大量の砂糖を入れ甘くしますが、私は蜂蜜やジンジャーシロップを飲む時に加えます。皆さんもお好きな甘味料で、お好みの甘さにしてみてください。
使うスパイスも、レシピにより黒胡椒の粒を加えたり、シナモンスティック、クローブと生姜だけのものもあるので、手に入る材料でも作れます。
煎じているといい香りがただよってきて、飲むと体がポカポカ暖まります。是非お試しください。