2018年6月8日金曜日

ドイツのトルコ料理店〜お昼時には行列になるロカンタで舌鼓を打つ〜


ピラフ、ほうれん草のソテー、マッシュルームと羊の煮込みと、煮込みキョフテ
皆様、長らくご無沙汰しておりました。
6月からドイツに来ています。至る所で、トルコ語が聞こえてくると、何だかホッとします。
今のドイツは、アスパラガスの季節でとても美味しいのですが、 1週間も経つと、サラダではない野菜料理が食べたくなり、トルコ料理のお店に直行しました。

トルコの友人たちとヨーロッパ旅行に行くと、焼いた料理が多いため、友人たちは、トルコの煮込み形料理が食べたいと必ず言っていました。パンをバンドラバンドラ(浸して)食べたくなるそうです。何だかその気持ちが分かるような気がしました。
トルコ料理のお店でも、さすがドイツです。茹でたジャガイモ、揚げたジャガイモ、煮込みのジャガイモがありました。でも、そういえば、トルコにはあるマッシュポテトがみあたりませんでした。(見落としたのかもしれませんが)
煮込みキョフテは一つが大きく、トマトクリームのようなソースがかかっていました。
キョフテは羊肉で作られていましたが、この手のソースがかかった煮込みキョフテを、私はトルコで食べたことがありませんでした。クリームソース形だったので、もしかして、ドイツ風かな…とも思いましたが、お店の人に「トルコのどこの地方の料理ですか」と聞いてみたところ、クルド人がたくさん住んでいる地区の料理だと答えが返ってきました。
今回、私が一番に食べたかったのは、ほうれん草のソテー(ソテーと言っても、柔らかいのでたくさんの量が食べられます)でした。嬉しくて食べていると、何だかいつものものとは、ちょっと違うことに、気がつきました。
入っているのは、ほうれん草と、タマネギと、マッシュルームとパプリカ…。でも、口に入れると、何か匂いがします。
「あれ?この匂いを知っている…。何だろう?」そこでまた、「この、ほうれん草のソテー、すごく美味しいんですけど、何が入っているのですか?」と聞いてみたところ、一見タマネギだと思っていたものが、実は根セロリも入っていることが分かりました。根セロリ入りの、ほうれん草ソテーは初めての味でした。でも、それが、とても美味しかったです。

私たちが食べていると、注文するお客さんの長蛇の列ができてきて、何だかイスタンブルのロカンタにいるような錯覚に陥ってしまいました。

ドイツで久しぶりのトルコ料理が堪能でき、嬉しかったです。しかも、ビールが呑める!
でもここでは、ドイツビールではなく、トルコのビールですね。