2018年7月22日日曜日

トルコの家庭で何世紀も愛飲されてきた塩ヨーグルト飲料〜アイランの作り方

トルコの伝統的な塩ヨーグルトドリンク、アイランの作り方を紹介します。無糖ヨーグルト、水と塩があれば簡単に作れます。こくがあるのにさっぱりした味です。猛暑の夏、水分や電解質補給、そして弱った胃腸にぴったりの飲み物です。熱中症予防に最適です。是非、暑い日本の夏を過ごされている皆様に試してもらいたい飲み物です。
解説は、井藤聖子(トルコ研究)、実演は、アスルハン・タシュ。


2018年7月9日月曜日

フェテエのパザールでの軽食〜夏に最強の飲み物「アイラン」とトルコ版一銭洋食「ギョズレメ」〜

トルコのフェティエに滞在しています。
ここには、火曜日と金曜日に市がたちます。トルコ語ではパザール(pazar)と言います。
早速私たちも出かけることにしました。でも、家から外に出て、歩き始めると猛暑で「暑すぎる… 出なければよかった」と後悔しましたが、待ち合わせをしていたので、そのまま出かけて行きました。

市場の上はテントになっているので、日差しは直接ありませんでしたが、とにかく暑い!買いたい物を探している間に、着ているTシャツは、汗で塩があちらこちらにふいて白くなりました。飲み水もなくなったので、ここらで休憩しようと、軽食を取ることにしました。

フレッシュな果物を絞って作るジュースがあったので、夫はメロンジュース を、私はオレンジとザクロのジュースを頼みました。氷は入っていましたが、果物が冷やされていなかったのでしょう、冷たくはなかったです。それでも、乾いた喉には、美味しかっ た!一気飲みほしてしまいました。体にビタミンがグイグイ入っていく感じでした。

軽食には、ギョズレメを注文しました。小麦粉と塩と水で練った薄い生地に、色んな具を入れて焼きます。具には、ポテト、チーズ、ほうれん草、ミンチなどがあり、それぞれ組み合わせも大丈夫です。

私は、ほうれん草とチーズが好きなのでそれにしました。 生のほうれん草を生地ではさんみ焼きます。ほうれん草を炒めてから入れると、水分が出て美味しくないそうです。
焼いているところを写真に撮ったら、お金を要求されました。ここで食べているからと言ってそのまま席に着きました。お金は、冗談で言っているのか、本気なのか?

各テーブルには、トルコ語でトゥルシュという、お漬け物の入れ物が置かれています。色んな種類のトゥルシュがあります。上の写真は、茄子のトゥルシュと、キュウリ、キャベツと人参のトゥルシュ。

赤く見えるのは赤キャベツ。酸っぱいものは、注文したギョズレメと合います。

それぞれの容器から取ったトゥルシュ。どれにもニンニクがよく効いていました。白ご飯とも合うと思います。

フレッシュジュースの次に頼んだのは、塩味のヨーグルトジュース、アイラン。これを頼む時には必ず「自家製の泡があるアイラン?」と聞きます。市販のだったら、頼まないことが多いです。自家製の泡アイランの泡が、美味しいからです。
運ばれて来たら先ず、先に、泡をすくって食べます。これが、本当に美味しい!溶けるようにクリーミーで美味しいんです!
自家製のアイランを作る機械

実は、夫はこの日のあまりの暑さに体調を崩し、夏風邪をひいてしまいました。食欲もなくほとんど食べられませんでしたが、バザールで飲んだアイランの美味しさを知り、アイランだけは口にできました。喉の痛みも咳にも、アイランがよく効いたそうです。体が弱っている時には、最強の飲み物です。

夏の暑い日、汗をかいた水分補給の後に、この塩味のアイランがあれば鬼に金棒だと思います。